「あーーー」
私は思わず叫んでしまった。
皆が驚いてこっちに注目する。
クイーンにかぎっては目を覚ましてしまった。
「ファイ、お客様?」
そうきかれた従者は
「はい。昨日お話したかたです。」
と答えた。
私は戸惑った。
そして内心焦っていた。
なんたって
相手がクイーンだなんて気付かないまま平凡に話していたんだから。
『あの時の無礼者ッ』
なぁんていつ言われてもおかしくないのだ。
そしてもう一つ気付いたことがある……
「あらそうだっの?早く起こしてくれればいいじゃない。」
ぼーっと考えていた私はクイーンの一言であの夜から現実に引き戻された。
「こんにちは。初めましてフェアリークイーンのリナよ。今日は……」
そこでクイーンも顔を上げる私に気付いた。
目を見張るクイーン。
そのあとクイーンが言った一言で私は重大な決心をすることになる。
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