「ゴメン先帰ってて!……ほんとに見えないんだよね」
「?」
とにかく放っておくわけにはいかなかった。
なんといっても、ケガをしている
重かったが、梨花とは別れ家へ連れて帰った
その間にクラスメートの藍に会ったが彼女も彼が見えないようだった
「どーしよう…とにかく消毒と包帯!」
一人暮らしをしていた結衣は自分のベッドに彼を寝かせ必死で介抱した
だれにも見えないなら医者にも連れていけない
「ふぅ……熱も下がったし目が覚めるのを待たないと」
気を抜いたその時猛烈な睡魔に襲われ私は深い眠りについてしまった。
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