「アイリウスだ。門を開けなさい」





「王、それから皆様、お待ちしておりました。」





中からアルの声が聞こえてくる。







ギッ……



ギギィ−−−−









擦れるような軋むような、門の大きさにあった音がなり、門が開く。




「アル、全く気取ったことしてくれちゃって。何かと思った」





門が開ききったとき、その中央にいたアルに声をかける。






「でもとても綺麗だったわ」



アル以外の兵は仲が良さそうにたつ私達を見て目を丸くしている


中には口まであんぐりと開けている人までいた。



「シルヴィア様、驚いていただけたようですね。ニア様、ありがとうございます。光栄です」





一礼すると顔をあげ、にっこりと笑った。





「ほら、いくぞ。」












「ちょっと待った!!!!!」