首を傾げて私の様子を見ようとするイアに少しずつ近づいていく





「シル……ヴィア?」








私の手が彼の頬に触れるまでに時間はかからなかった。





沈黙が訪れると



イアは思っただろうか?





しかし私にはそんな間はいらなかった。









「イア、大事な話しなの」





「え、あうん。」





「でも悪いことなの」





「そうなの?」









こくんと、小さく息を飲む音が聞こえてきた













「好きなの」