「私出てくる。二人は隠れててちょうだい。」
フランテさんは一歩ずつ慎重に扉へ向かう
私はイアに連れられ、絵画の後にあった隠し扉から秘密の部屋へと逃れた。
「天使の気配だった」
イアが呟く
「イアがしたことってそんなに大罪なの?」
聞くには今しかないと思った。
イアは哀しい笑顔をした
「ああ。魔界王を怒らせたんだからな。」
魔界王ては天使、悪魔、妖精のすべての王であり魔界で一番偉いと聞いたが…
なにかおかしい
なにかがつっかかる
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