「リナ……ごめん。でも許せない。すぐにしまうから…ね?このままじゃお母さんが馬鹿にされたままになっちゃう。だから、ごめん。」
私のことならまだしも、まだあったことはないとは言えお腹を痛めて産んでくれたお母さんのことだ。
絶対に許せない………
「貴方のお望みのもの見せて上げましょう。そうすれば道を通してくれますね?」
「ふんっ。おれのより大きく美しかったらな。」
そういう彼の羽は確かに大きく艶があり、美しかった。
イアに勝るとも劣らない。
まあ、イアのほうが立派だとは思うが……
周りを見回すと、いつの間にかリナ以外いなくなっていた。
「リナ、皆は……?」
「皆羽を侮辱することはニア女王への侮辱だって気づいたみたいで、正体を明かさないなら好きにしていいってさ。」
みんなが許してくれるなんて……
本当は止めに入ったはずだっんだけどなぁ
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