「なに……き…」



「はあ?聞こえねぇんだよ!!いいところだったのに……クソ!」



「なにが餓鬼だっつってんのよ!!ふざけんなよ!この職務怠慢野郎ぉー!」




まさか私がキレるなんて考えていなかったのか、そこにいた人の肩がびくっと上がった。



もう周りからなんて言われてもいい。

母から貰った羽を侮辱されたのは許せなかった。





「お、おいなんだよ。逆ギレかよ……」




「うるさいっ!!そこまで私の羽が見たいなら見せてあげるよ!」



そう私が言い放つと、リナが飛んできた。



「だめだって見せちゃ!ダメだよシルヴィア!」



後ろからきつく抱きしめてなんとか私を止めようとするリナ。



それを見た私の怒りは少し萎んだ。