しかし、疑問は残る。


では一体なにに使うというのだろうか?



もともと戦闘などに使うものなだけに想像がつかない。



「じゃあどうやって使うの?」



「この世界にもともとこれらの武器はないのだよ。人間界に行ったこたとのない市民にすれば、未知のものだ。」



王族は行ったことがあるのだろう。

フロウとティープも従者として。



話しているカリウス王を抜いて、四人はうなづいている。



「何だか分からないものを持っているのに、近づいてくるほど命をかけているものはいないだろうから携帯するんだよ。」




彼の言葉に全員が感心の声をあげていた。