皆が唖然としていた。

隠していたつもりはなかったが、言っていないことも本当だ。


驚いても不思議は無いだろう。




「……知り合いだったの?」



リナがつぶやく。




「うん。」




「じゃあ………………頼むわ。みなさんも良いかしら?」



さっきまでのボーッとした雰囲気は、リナの一言で吹き消された。


今は時間が無い

それを思い出したようだった。




無言で頷くその姿には、固い全員の決意が見られた。