−現在−
「あーあ……あの時みたいに誰か助けに来てくれないのかな………」
そう願っても、誰がきてくれる分けでもなく
ただ虚しい時だけが過ぎて行った。
「それにしても寒いなぁ……」
だんだんと夜が深くなり、寒さもます。
何だか意識も朦朧としてきた……
夜の空に瞬く星達も
心なしかぼやけてきた。
あっ、もうだめだ。
私がそう確信した時だった。
『シルヴィア!』
薄れゆく意識のなか、イアの声が聞こえたような気がした。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…