希衣も来て、みんなでワイワイやってたらHRの5分前だった。

作業終了!!完璧☆
わたしは殆んどやってないけどね。

先生に用があったので話していると転校生について書かれた紙を持ってた。

チラ見すると…斗川学園中学校!?嘘…凄い…


『希衣〜転校生トガ中から来たっぽいよ。』
『嘘!?凄いね!どんな人かな♪』


───キーコーンカーンコーン

ありがちな鐘がなり委員長が号令。

『きりーつ。おはよーございますっ。』


『はい、おはようございます。今日はまず転校生を紹介します。オクトダイスケさんです。』

ダイスケってよむんだ…

奥都君が自己紹介を始めた。

『好きな教科は数学です。斗川学園中からきました。よろしくお願いします。』

いきなり好きな教科…さすが…頭いいんだろうな。


緊張してるのか、無表情な顔は格好良い訳ではない。
でも色素の薄い髪、高い背、大人っぽい雰囲気。
なんとなくモテそう。でもちょっと怖い…


奥都君はみんなの顔を覚えられるようにという担任の配慮の下、一番後ろの席についた。



君の第一印象。

大人っぽくてちょっと怖くて、まだ君のコトなんにも知らないから
わたしの心は何色でもない


CLEAR