半年後
mayu SIDE

「『先輩!!お疲れ様でしたぁぁぁぁ』」

「真由先輩っ、今までぇ・・・うぅ゛・・・」

「どうしたの~?百合ちゃん?」

アタシのとこに来る部活の後輩達。

「『マジ、ありがとーございましたぁぁぁぁぁぁ』」

「ううん。じゃあね」

そう言って、旬クンを探してたとき。

「久野先輩・・・」

「えっ?」

そこにいたのは2年生の子。

「あっ、あの・・・」

「??どーしたの」

年下なのに、アタシより背の高い男の子。

「お、俺、2年の山川 諒っていいます。」

「椋クン、どーしたの??」

「俺、・・・久野先輩の事が、ずっと好きでしたっ!!」

「・・・えっと・・・」

「・・・・」

「そ、その・・・。諒くん、すっごく、いい子なんだと思うけど・・。アタシ、彼氏が居るから・・・。」

「そーですか・・・。すいません」
シュンとなる諒くん。

「う、ううん。」

「じゃあ、先輩、メアドいいですか?」

「友達からってこと?」

「いえ、全てに関しての、俺の先輩ってことで。」

「いいよ。諒くん、面白いね。」

「そうっすか?」

「うん、ハイ、じゃあ、何かあったらメルしてね?」

「ありがとうございますっ」