あれから1週間が経った。
確認テストが終わって2日後に席替えして、
あたしの隣になったのが、優ちゃん。
ということで、授業でのペア活動などは、いつも優ちゃんと組む。
休み時間とかも、優ちゃんとおしゃべりする。
給食は、2人で机を合わせて食べる…
2人の関係には特に変わったことはないけど、
最近、私に何かが変わった気がする…
優ちゃんの言葉にすぐドキドキしてしまうし、
優ちゃんと話すと、緊張してしまうし、
優ちゃんと別れるとすぐ会いたくなるし、
そして、優ちゃんのことばっか考えてしまう…
そのせいで、いつも寝るのが普段より遅くなってる。
私、どうかしてるよね?
この気持ち、なんなんだろう…
こういうのを感じるの初めて。
優ちゃんに相談した方がいいのかもわからない…
「絵里…?」
我に返って、隣の席に話しかける優ちゃんを向く。
「やっぱり聞いてないのか…」
優ちゃんはため息をしながら言う。
「ゴメンゴメン。…で、今なんか言った…?」
「だから… 今日の放課後に、学級委員は修学旅行についていろいろ決めるし、部活行くなよ。」
そう、
優ちゃんが3年4組の会長で、私が副会長になった。
「うん。わかったよ。」
今は朝礼の前の休み時間。
休み時間っていうか、2分くらい前にチャイムがなったけどね。
担任の打田先生(ウチダ)が来るのを待ってるだけ。
そういえば、さっきからみんなが転校生が来るって話してるんだけど…
それって本当かな…?
しかも双子らしい…
「よーしっ!みんな席つけー!」
打田先生がそういうと、みんながそれぞれの席に着いた。
「いいか?今日は転校生を紹介するぞ。…2人とも入ってイイよ。」
教室に入ってきたのは、
めちゃめちゃ美人の女の子と
めちゃめちゃイケメンの男の子。
2人とも、モデルみたい…
いや、モデル顔負けの美人だ。