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一次審査があった金曜日から2日……
次の週の月曜日、下駄箱前の全体掲示板に、それは貼り出されていた──
「crazy world……crazy world…crazy…あったあぁああぁぁあっ!!」
裕太は高校受験のとき依頼、文字を見つけて叫んだ。
「えっ、どこどこどこ!?」
真昼が裕太にグッと近づいてきた。
裕太は興奮状態だったためその距離だなんて気にせず、文字を指差した。
「あれだよあれ!」
「えっ……あ、あったぁ!!」
真昼は女子らしい高い声で叫んだ。
「え、ヤバいヤバいヤバい!!」
真昼は興奮を抑えきれないのか、ピョンピョン跳びはねながら裕太の手を握ってきた。
裕太も興奮して、握られた手を握り返してブンブンと振った。
「ヤバいよヤバい!俺ら一次通った!!」
「キャーどうしようっ!」