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「マイクOK?」
「OKでーす」
「ギターは?」
「OK!」
「ちなみにドラムのあなたは?」
「もちろんOK。」
4人は舞台の上で、向き合って最終確認をしていた。
時はもうすでに放課後。
4人の順番が回ってきていた。
ちなみに体育館の外では小さくでも音が聞こえないかと集った生徒が先生によって追い払われている。
「んじゃ深呼吸ー」
真昼が能天気にそう言った。
「吸ってー吐いてー…」
それに合わせて、他の3人が息をする。
すると、4人は顔を見合わせて吹き出した。
「ゆるすぎ。」
「まあ、お陰で?緊張はほぐれたけど。」
「なんでハテナつけた。」
「んじゃあ、やろっか。」
いつも通りのテンションで会話をしてから、いつも通りの恵の掛け声で配置についた。