「お前なぁっ…──」
「はーい、ちゃんと作業をやりましょー」
裕太と真昼が振り向くと、そこには紙を持った恵が立っていた。
「おー、リーダーお帰り。」
隼人が意味あり気に笑う。
恵は一瞬はてなを飛ばしてから、座った。
「…あぁ、そうなの?まあ、俺以外でリーダーが勤まるとは思えない───」
バシッ──
裕太と真昼が恵を叩く音が響いた。
「なにそれひっどーい」
真昼が笑いながらそう言う。
「あ、お前っ自分で言ってたくせに……!」
「言ってない言ってない、気のせいだよ。」
真昼は裕太からの攻撃を防ぎながら、爆笑していた。
「はいはい、じゃれるのはそこまでにして。」
隼人が微笑みながら仲裁に入る。
2人は隼人を見てから顔を見合せ、クスリと笑った。