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「ゆうっ…たぁー!!待てこらてめー…Wait!!」




昼休み。



2年生の廊下では賑やかな光景が盛大に行われていた。




それは、真昼と裕太による鬼ごっこである。





「別にいいじゃん、裕太たちの音源くらい!!」



裕太が走りながら後ろを振り返り、ギョッとした。



なんせ、もうスピードで真昼が追い付いてくるからである。



「っ…ダメなんだよ、昔のだから!」



「はぁ?なにそれ意味わかんないっ…!」




そのまま2人は、階段を駆け上っていく。



廊下にいた人は微笑ましいようで、クスクスと笑っていた。




だがまあ、本人達は至って真剣であるが。