その後、4人は時間が許すまで演奏を続けた。
20~30曲ほど。
様々なジャンルを沢山だ。
そして、恵がふと時計を見て、声を上げた。
「あ、もう時間だ。片付けよう。」
その声を聞いて、他が一斉に時計を見た。
そして息を吐き、片付けを始める。
「あーヤバい。喉がー」
真昼は少し掠れ気味になった声を発した。
「普通に聞いてる分には変わんないけど?」
隼人が首をかしげた。
「えー、でもなぁ…」
真昼は少し笑いながらギターをケースに納める。
「つかお前、あんだけ歌ったのに喉がそれかよ。」
「えー、だってあっちにカラオケなかったから、家に作っちゃったんだよねー。だからかな?」
真昼が平然と言うから、他3人がクスリと笑った。