『えーと、参加したい方は職員室前のボックスをご覧ください!
ではみなさーん、enjoy lunch!』
教室がどっと笑った。
多分この辺で人気があるのだろう。
なんせ、週一でくる英語教師が言っている言葉だからだ。
「…で、どうする?」
真剣な面持ちで、恵が身を乗り出してきた。
「え、そりゃもう出るんじゃねぇの?」
裕太がきょとんとしている。
隼人がクスリと笑った。
「うん、そうだよね。真昼もOK?」
真昼は裕太同様にニヤリと笑った。
「もちろんOK。」
「よし、じゃあ早く食べて職員室行こう。」
恵がそう言うと、みんなが一斉に掻き込み始めた。