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「それで、バンド名なんだけど。」
昼休み、4人は裕太と真昼のクラスにいた。
真昼が転校してきてから1週間が経っている今、
すでに真昼が裕太たちにくっついているのは知れわたっていた。
この高校には学食もあるが、4人は各自持参している。
「んー…かっこいいのがいいかな。」
真昼が呟いた。
食べているのはコンビニ飯だ。
「英語とか?」
隼人も呟く。
「コールされてかっこいいのがいいよな。」
裕太は飯を掻き込みながら言った。
「んー…やっぱ英語か。どういうの入れたい?」
恵はいつでもまとめ役である。