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「あのさ、裕太。まだスタジオいる?」
<え?あぁ、うん。ちょっとロビーで待ってるけど、また空くみたいだから……どうした?>
「あぁ、えっと…会った先でスタジオ行ったんだけど、混んでて出てきちゃったんだよね。それに、会わせたいし…」
<ああ、そゆこと?じゃあロビーで待ってるよ。>
「ありがとう。多分会ったらびっくりするよ。…あ、電車来たから切るね。じゃ、またあとで。」
<おー…>
「真昼、何だって?」
「んー…なんか、こっちのスタジオに例のお友達連れてくるって。」
「……外人!?」
隼人が今さらのように驚いていた。
「そーなんじゃない…?」
恵は少し楽しそうだ。
まぁ、外人と会う機会なんてめったにないし。
俺もひそかに、楽しみにしていた。
「裕太!」
まだ裕太達がロビーで待っているときに、真昼は3人引き連れてやってきた。