「…っおい!遮るなエリック!」
「サエギルってナンデスカー?」
「日本語わかるだろテメェ!」
いつものやり取りと掛け合いに、真昼は思わず吹き出した。
リリーも同じようにクスクスと笑っている。
そんな女子2人を見て、エリックが微笑んだ。
「ほらほら、笑われてるよ、冬真。」
「っ…それはお前のせいだろっ、」
「はいはい、悪かったね。…で、どっかでやろうよ、」
エリックはまた顔を向けてくる冬真を無視して、2人を向いた。
「いいね!やりたいなぁ、アタシ。」
リリーがニコリと笑う。
「わたしもやりたい、久しぶりに。」
「…俺も。」
不貞腐れている様子の冬真に笑いかけると、エリックは嬉しそうに声を弾ませた。
「んじゃあ、やろっか!」