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ちょうど3時まで空いているそうで、裕太たちは放課後に待ち合わせをした。




「んじゃあ、梶谷は金持って学校前にいて。迎えにくる。」



「ん、了解。じゃあまた後で。」




真昼は手を振りながら歩き出した。



裕太は恵たちに追い付く。




「で、梶谷さんとは仲がよろしいようで。早くないですかね?」



自転車を漕ぎながらそう言ったのは、恵である。



「はぁ、そうかぁ?ギターが趣味って言ってたから声かけたら盛り上がっただけ。」



「あぁ、そう。そこはその社交性に救われたな。」



「だろ?俺ナイス!」



裕太は満面のドヤ顔である。



「まあさ、それは置いといて。今日は何演奏する気なの?」



そう言ったのは隼人だ。