「やっぱ、4人でやるのと3人でやるのとだと違うねー」



隼人も息を吐きながらベースを下ろす。



「その分必死で、楽しかったけど。」



恵は笑っていた。




3人はお互いに顔を見合せ、プッと吹き出した。




「あー、なんだ。4人に必要なことって、こういうこと?」



隼人がクスリと笑う。



「確かに真昼いると、それはないんだよなー」



「んじゃあもっと、派手にやっちゃっていいわけだ。」



3人は喋りながら、盛大に笑っていた。




「これはまぁ、ある意味の男臭さか。」



「女の子1人いるとやっぱ違うよね、」



「それをどうやって“4人”にするか、だよな。」




3人の会話は、弾みながら会議になっていった。




それすらも彼らは、久しぶりだと感じていた。