「それだけ女の子に人気って事よ。律も隼大覚えておきなさい。これからその情報が必要になってくる時があると思うわよ」

「へぇ~…」

「まぁ、2人ともそういう相手が出来ればの話だけどね」

「うっ…あかね、痛いとこついてくるね。でも、俺より律の方が心配じゃね?」







隼大はにやけ顔で律の方に視線を向けた。
そんな隼大の様子に律は完全にシカトした。








「おいっ、何か言えよ!」

「…俺は別に良い」

「はぁ!?」

「ブランドにしか興味のない女ならいらない」

「律…」

「りっくん…」








そう言うと律は寝転がり、そのまま眠ってしまった。
その場にいた全員が律が抱える問題の深刻さを感じていた。
そして、誰か律にも良い人が現れることを願うばかりであった。