それから学校が終わった穂波達がお見舞いに来た。 面会時間ギリギリまで病室にいたが、花菜は全く目を覚ます気配がなかった。 8時になると、奏大が病室に帰ってきた。 「花菜…ただいま…」 奏大は花菜に近付き、おでこにキスをした。 すると、花菜の目から涙が流れていた。