「えっと、、矢樹 啓っす。一年間よろしくおねがいしまーす。」






やっぱり話し方も地味、普通。



わたしは終始そればかり考えていた。



そうこうしているうちに、自分の番がきた。

わたしはゆっくり教卓の前へと進み、前を見た。

皆にガン見されている。
緊張しいのわたしには、耐えられない状況だった。



「えー、あー、えーっと、和田 碧です。一年間よろしくお願いします!!!」



何の面白みもない事を言ってしまった。

これはきっと緊張のせいだ。

小さくため息をついて、自分の席へと戻った。