こいつって、こんな風に笑うんだ。 消しゴム拾ってもらった時の優しい笑い方とは違う、 鋭く細い目元がクシャっと垂れ下がった素の笑顔のように見えた。 この瞬間から、わたしの中で何かが変わり始めた。 「そ、そうかなぁ。。」 なんだか、変な気持ちになって、そんなな返答しかできなくなっていた。 そんな会話をしているうちに、とうとう教室に着いてしまった。