「やっばい!!!遅刻だ!!!!」 飛び起きて、すぐさま支度を始めた。 入学式後の始めての学校だというのに、大遅刻。 そんな自分自身にイライラしながら、泉高校のブレザーに、さっと腕を通す。そして髪を整え、さっとメイクをする。 本当はバッチリきめたいところだが、案の定時間がないのだ。 「さ、行こ。」 カバンを持って階段を駆け下りる。