私は、人を傷つけるために生きてるのかな?
「ねぇ」
声がした方を見ると、金髪の化粧ド派手女がいた。
「ちょっと話があるから来て」
素直に女についていった。着いた場所は体育館の裏。
「あんたさ、華実のことどう思ってんの?」
どうって…最近里菜に言われたばかりでまだ自分でも、わからないんだよ…
「黙ってね~で言えよ!!」
ガンッ!
あ~壁蹴っちゃダメなのに…
「なんとか言えよ!」
この女うるさいな。そんな怒鳴らなくてもね…?
「お前…調子乗ってんじゃねーよ!」
…ブチッ
「…テメェ、うるせぇんだよ…」
最近、言葉使いに気をつけてたのに…キレちゃったよ…
「は?」
女はポカーンとして間抜けな顔をしてる。面白い顔だな~
グイ
いきなり、髪の毛を引っ張ってきた。
「華実にこれ以上近づくなよ!」
私のお腹を蹴って、突き飛ばした。
「テメェには関係ねぇだろ」
冷静に言った私にイラついた女は、私 を殴ってどっかに行った。
「制服汚れたし…最悪」
スマホのバイブ音が聞こえた。
「もしもし~?らびゅ~?」
「里菜…?」
「どしたの~??」
「なんか絡まれた(笑)」
「はぁ?今どこ?」 
「体育館裏」
「今行くわ」
と、言って電話を切った里菜。