「あらあら、海都くんかい?」 「そうだよ、海都だよ」 海都って誰? なんでここへ来たの? 「琴穂、紹介するからおいで」 顔をしかめながらついていく。 縁側の向こうには、男の子が立っていた。 私と同じくらいの男の子。 びっくりするほど綺麗な顔立ちの男の子。 身長も高い。 180cmはあるだろう。 …かっこいい。 素直にそう思えた。