私は追っていた夢を諦めた


二年間追い続けた
いや、二年しか追っていなかった


一生追い続けるんだと信じた夢を諦めた


夢のためにいろいろなものを犠牲にしてきたしいろいろなものを学んできた

これから大学に行って勉強しようだのなんだの考えていた矢先だった


夢を叶えてしまったら幸せにはなれないことは分かっていた


幸せになりたくなってしまった


私はその夢のために自身のこれからの幸せを犠牲にすることができなかった



夢を追うことをやめた私はアルバイトに精を出した



幸せになってやる


何をしたいかなんてわからない


とりあえずバイトをしてお金を貯めながら幸せになる道を探すんだ



そうして今、最愛の人の家で幸せになるためにだらだらと目標のない毎日を送ることとなった