天音の父親は藤崎財閥の当主。

つまり天音は超お嬢様だ。

母親は天音が幼い時に亡くなっているので
この広すぎる藤崎家の家には
天音と父親と雇われたメイドや
シェフなどしか居ない。

それに父親は世界中に会社を
いくつも持っているので色んな所に
出張に行くことが多い為、
天音はしばらく父親の顔を見ていない。

だが天音は寂しいと思った事がない。

むしろ顔を見たくなかった。


天音は昔から父親が大嫌いだった。