「正臣やっと来たのか。 飯買いに行ってたんだよ」 涼太はプラプラと紙パックのジュースを見せた。そう、彼は正臣。 「ふぅん。俺のは?」「ねぇよ」 正臣は不機嫌になる。これもよくあること。机を蹴り飛ばした彼は近くの椅子に座った。 「ちょっと、正臣!葵に当たったら危ないじゃん」春は正臣に怒鳴る。これも、いつものことだ。 「春、まぁ落ち着きなって。 正、ご飯無いなら私のあげる」 そして私がご飯をあげるのも。 いつものこと。