「ん、涼太、おつかれ。はいお金」 春と私はパンとジュースを受け取るとお金を渡した。私の分も買って来てくれるのは春と仲が良いからなんだけど。 そしてもうすぐ、もう一人が来る。 ドアが開く音。ほらきた。 「涼太、お前どこいってたんだよ」 不機嫌そうに笑う彼は、整った顔立ちに威圧感のある雰囲気が特徴だ。そして、彼は学校一の嫌われ者だ。いや、私達四人が正しいのかもしれないけれど。