正、なんかいつもより怒ってる。
絶好調に不機嫌な正臣といつも通りに不機嫌な涼太を見て、教師もクラスメイトも静まり返るのに時間はかからなかった。
あー、教師なら止めて見せろよ。クラスの子達も嫌そうにするなら正達に好き勝手させないで文句でも言やいいのに。
悪いのは正臣達なのに、他人任せな周りの人に苛立ちを覚えたのは今日に限った事じゃない、いつもの事なんだから。
私はため息をひとつつくと、なるべく明るく、ピエロのように振る舞う。
「正くーん、涼太くーん、そこまで!
全くもー、おちゃめさんなんだから〜」
正臣が蹴った机を直しながらそう言うと、私は正臣の前に立った。
そして春もやっぱり不機嫌になる。
「出席日数稼ぎに来た葵の邪魔するとかまじカスだから。あんたらうざいよ」
そう、やっぱり私の為に怒る。
二人を止めると正臣はもっと不機嫌になることを知っていても、私は止めずには居られないのだ。
そして私達を迷惑そうに見るクラスメイトや教師の瞳を、少し痛いと感じた。
絶好調に不機嫌な正臣といつも通りに不機嫌な涼太を見て、教師もクラスメイトも静まり返るのに時間はかからなかった。
あー、教師なら止めて見せろよ。クラスの子達も嫌そうにするなら正達に好き勝手させないで文句でも言やいいのに。
悪いのは正臣達なのに、他人任せな周りの人に苛立ちを覚えたのは今日に限った事じゃない、いつもの事なんだから。
私はため息をひとつつくと、なるべく明るく、ピエロのように振る舞う。
「正くーん、涼太くーん、そこまで!
全くもー、おちゃめさんなんだから〜」
正臣が蹴った机を直しながらそう言うと、私は正臣の前に立った。
そして春もやっぱり不機嫌になる。
「出席日数稼ぎに来た葵の邪魔するとかまじカスだから。あんたらうざいよ」
そう、やっぱり私の為に怒る。
二人を止めると正臣はもっと不機嫌になることを知っていても、私は止めずには居られないのだ。
そして私達を迷惑そうに見るクラスメイトや教師の瞳を、少し痛いと感じた。