授業の始まりを告げる鐘の音。

私達四人が教室にいることに驚いているクラスメイトと教師。

この教室で真面目に授業を受けるクラスメイト達の中に私と会話したことある人などいない。

そして教師は私達の顔色を伺いながら授業を進める。


ああ、居心地が悪い。
この教室なんて、大嫌い。

ちらっと周りを見渡すと、視界に入るのは正や春。二人はこの教室の居心地の悪さなど気にも止めていないようで、涼太を見ると、クラスメイト達が私達の事を聞こえないように話しているのを見て少し不機嫌になっていた。



これもたまにあるいつものことだった。