お昼休みが終わり、私たちは早退して涼太の家で遊んでいた。遊ぶというより何もしてない、のほうが正しいかもしれないけれど。 「春って好きなひといないの?」 「いない」 私と春はガールズトークになってないガールズトークをしていた。正臣と涼太はパソコンを開いたり漫画を読んだり、別々のことをしていた。 これも、いつものことだけれど。