「こないださ、俺、友哉にめっちゃ怒られたんだよね。」

「この前の日?」

「そう。お前が早く素直にならないから、こんな面倒くさいことになるんだって。」

「私も言われた。いい加減、素直になれよって。」

「あいつ、何様だよ。」

「ほんと。年下のくせに。」



こんな風に何気ない会話に笑い合いながら、二人きりで出かけるのが夢だった時期もあった。

せっかく夢が叶ったのに、感じるのは嬉しいじゃなくて、切ない、寂しい、辛い..........

これは、なかなか素直になれなかった私への罰なのかな。