*「俺の一番の願いは、お前の幸せだから」




昨日のことは、現実なのかな。

目が覚めても、夢を見ているみたいに、フワフワした感覚だ。

思い出すだけでニヤけてしまうくらい、ものすご〜く幸せ。



稜はもう起きたかな。

すぐ斜め向かいにある窓の中で、愛する人が眠っていると思うと、胸がキュンとなる。

もっとも私たちの場合、昨日までと何も変わりはないのだけれど。



それでも景色の色が違って見えるくらい、ときめいている。

稜が大好きって、改めて思う。

顔が見たいな。

早く起きないかな.........