「その代わり、心優の所に行かない約束をさせた。何をされるか、わからなかったから。」

「そう.......。」

「昨日は俺が油断したんだ。料理中にチャイムが鳴って、手が離せなくて、心優だと思ったから、入ってって言っちゃったんだ。そしたら、真由子で、あんなことになって、心優を傷つけた.........。」

「そうだったんだ。」

「言い訳ばっかりで、本当にごめん。でも、これが真実なんだ。それ以上のことは何もしてない。」

「うん、わかった。」

「もう黙って真由子に会ったりしない。信じてほしい。俺が愛してるのは、心優だけだから。」

「うん.......。」