私の肩にゆるく回されていた航佑の腕に、ゆっくりと力が加わっていく。

幸せ過ぎて、急に航佑を愛しいと思う気持ちに強く襲われて..........

胸の奥が痛くなるくらい、キュンとなる。



こんな風に航佑のくれる幸せは、いつだって深い愛情に満ちている。

それは必ず私にとって重過ぎず、押し付けがましくもなくて、ちょうどいいくらい..........ううん、「ちょうどいい」に、ちょっぴり上乗せしたくらいの幸せ。

幸せな気持ちをくれるだけでも十分デキる彼氏なのに、そこに上乗せまでしてくれるから、上乗せ分が加算されて行けば行くほど、満たされた私は、航佑の色に染まっていく..........