「心優ちゃん、あそぼ~!」

「あっ、温くんだぁ。待ってたよぉ。」



午後になって、友哉が智沙ちゃんと温人を連れてきた。

智沙ちゃんと会うのは二回目。

温人は今日で三回目だけど、もうすっかり懐いてくれてる。



「稜くんはいないの?」

「うん。稜くんは遠い所でお仕事してるの。帰って来たら、また遊ぼうね。」

「うん。また大きい公園行く。」



温人と私の様子を見て、お母さんがハトが豆鉄砲を食らったみたいな顔をしている。

ごめんね、お母さん。 今まで黙ってて。

でも、安心したでしょ?

智沙ちゃんとは同い年で上手くやっていけそうだし、温人もこんなにカワイイ。

うちの家族には、ぴったりのお嫁さんだと思う。