「これってさ、二人の未来への第一歩なのかなって思って、ちょっとこだわったんだ。心優に似合う部屋がいいなぁって、イメージして選んだ。」

「え、私? 航佑の部屋なのに?」

「うん。部屋を選んでるうちに、一緒に料理したり、テレビ見たり、ゴロゴロしたり.......それから、俺のこと待っててくれたり、朝まで二人で過ごしたり........いろんな心優が浮かんできちゃったから。」

「そんな妄想してたの?」

「そう。おかしい?」

「おかしいって言うか、なんか可愛くてイイなぁって思った。」

「可愛いいか?」

「うん。可愛いいし、すご〜く嬉しい。幸せ。」

「ほんと?」

「ほんと。」