「お前さ、今、幸せ?」

「え? .......突然、何?」

「いや、しばらく会ってなかったから、どうなのかと思ってさ。」

「う〜ん.......多分、幸せ。」

「多分?」

「航佑はこれでもかっていうくらい大切にしてくれるし、愛されてるって感じてる。私も航佑のこと、好きって思える。だから、幸せ。」

「なら、いいじゃん。」

「でも、その幸せがちゃんと見えなくなっちゃったって言うか、全部が全部これでいいって思えなくなっちゃったって言うか.......何て言ったらいいんだろう。よくわからない。」

「.........。」

「もう一年半、経ったから、いろいろあるんだよ。でも相変わらずラブラブだから、心配しないで。この前のことだって、きっと航佑が何とかしてくれるよ。」

「そっか........わかった。」