「心優と二人きりより、話弾むと思うよ。子供って、案外、面白いから。」

「そういうことか。」

「頑張れよ。」

「大きなお世話だよ。」

「何から話していいか、わかんないくせに。」

「うるせー。」

「ま、よろしく頼むわ。」

「うし。了解。」



酔いが吹っ飛ぶような内容の電話を、普通にしてきやがって。

友哉らしいと言えば、らしいか。

何だかんだ言って、俺のことを考えてくれてるのがよくわかる。



子供に気を取られているくらいが丁度いいのかな.......

実際、心優と二人きりになったら、何から話せばいいのかわからない。

ただでさえそんな状態なのに、この前のことが頭から離れないから、二人でいたら、話しているうちに問い詰めてしまうかもしれない。