「さっき、心優には話した。すっげー驚いてた。」

「そりゃ、そうだろ。」

「でも、いいよって。」

「マジ?」

「マジ。こんな機会、なかなか無いじゃん? 人見知りするタイプの子じゃないし、これから親戚になる訳だから、みんなにいろいろ協力してもらうこともあると思うんだ。心優は子供好きだし、仕事でも子供と接すること多いから、大丈夫だろ。」

「そうだけど、だったら、俺、あんまり関係なくね?」

「あるんだよ。俺的には。」

「なんで?」

「なんでもいいだろ。嫌なのかよ?」

「いや、別に嫌じゃないけど。」

「じゃ、決まりね。明日はうちの温人をよろしく。」

「.......わかった。」