昨日の夜、本社の仲間と飲んで、いい気分で帰ってきたら、友哉から電話がかかってきた。



「おかえり。飲んで来たの?」

「うん。どうした? こんな時間に。」

「明日、空けといてくれた?」

「うん。」

「じゃあさ、悪いんだけど、頼みがあるんだ。」

「いいよ。何?」

「明日さ、子供預かってくんない?」

「はっ!?」

「心優と一緒に。」

「..........。」

「明日、いい機会だから、稜と心優に彼女を紹介しようと思ってたんだ。でも、彼女、具合悪いみたいなんだよね。さっき電話したら熱も上がって来たみたいだし、病院連れて行こうと思うんだけど、ちっちゃい子連れて行って、風邪とか感染っちゃうと良くないじゃん?」

「それは、そうだけど.......。」