稜と話していると、ホッとする。

半年も会わないなんて生まれて初めてだったのに、ちょっと話しただけで、あっと言う間に会わない期間が埋まっちゃった気がする。

しかも、こんなとんでもない再会だったのに、稜は落ち着いて受け入れてくれている。

やっぱり稜は、私にとって特別な男の子なんだな..........



でも、そんなのってズルいのかな。

航佑を選んでおいて、結局、都合のいい時だけ、稜に甘え続けてる。

依存度が、単なる幼なじみのレベルなんて、とっくに超えちゃってる。

何となく離れられない存在なのは承知してるけど、いつまでもこれじゃ、稜のためには良くないよね..........