照れた様子でモゴモゴし出した友哉を見ていたら、妙に安心した。

まったく想像していなかった話に、正直、面食らったし、急に友哉が大人びて見えて、離れている間に流れていた時の早さに、さっきまで戸惑いを覚えていたから。



こうして見ている分には、中身はやっぱり、どこか憎めなくてみんなに可愛がられている末っ子の友哉のままだ。

普段は天然で、ゆるキャラのくせして、優しくて、正義感が強くて、やる時はやる男らしさがあって..........

こいつの性格を考えると、好きになった人がそういう立場なら、こうなるのは当然なのかもしれない。



「お前がそこまで腹括ってるなら、みんなわかってくれると思うよ。彼女も、きちんとしてる子みたいだし。」

「うん。ありがとう。」